魅惑の南アルプス深南部
房小山
静岡、金谷と乗り換え、大井川鉄道にコトコト揺られ、下泉駅に到着。

ふうー、長かった。

ここで車で来たCさんと合流。楽しい山登りの始まりです。

車で約50分、山犬の段避難小屋は広くてきれいです。

今回はその一角にお得意のブルーシート+フライ、タープで、すてきなマイホームを作りました。
内部はテントより広くて居住性抜群!

さっそく、つまみを作り「充実野菜」?を飲みながらの宴会です。

夜、外は月と星が煌々と輝いていました。

翌朝、6時前に出発。ヘッドランプをつけ歩くのも久しぶりです。

林道歩き一時間強、千石沢登山口に着く頃、すっかり明るくなりました。

千石沢沿いの道は最初かなり急です。

時間はたっぷりあるのでゆっくり登ります。
沢の最後は数日前に降ったと思われる雪が溶けずに残っていました。

今年初めての雪、踏みしめる感触がやはりうれしい。

千石平は気持ちの良い広場になっています。

西側は開けていて展望もいいのですが、吹き上げる風が冷たくて。

展望なんかいい!陽だまりのほうが好き!

北面は雪、南面は土、そんなアップダウンを繰り返しながら登って行きます。
ヤセ尾根の淵は慎重に通過。

深南部の山はこうしたガレ場が多いのです。
やがて小笹の明るい尾根となります。

なんだか陽気で奥多摩を歩いている気分です。
ワーイ!「昼寝したいね」

広々した開放的な空間。

朝出発してから、かなりの時間歩いているのですが、こんな風景に出会うと、もう、ワクワクで、歩くのが楽しくなります。

小笹の中はたくさんの鹿道が入り混じっていました。
ときに深いところもあり、シャワシャワ、シャワシャワ、かき分けて進みます。
笹についた霜が溶け、ズボンの裾を濡らしました。

土が出ている陽だまり。

もう、山頂へのリーチがかかりました。

少し休んだら、最後の登りへとかかりりましょう。
出逢ったのは銃を持った男性一人。なんて静かな山頂でしょう。

高い、尖った山はないけれど、山また山がぐるりと取り囲んでいます。派手さはないけれどこの静けさがいい。

今度は黒法師までいきたいね。うん。なんだかとっても自然な気持ちになれます。
帰路、登りのとき「ここでお茶したい」という気持ち良い場所でティータイム。

なんだか、バタバタ時間にとらわれてしまうのがもったいないのです。

この山域が気持ちを大らかにさせてくれるのかもしれません。
千石沢の最後の急降下を慎重に下り、マイホームに戻ったのは16時ちかく。全員で気持ちのいい「乾杯!」です。

持ってきたローソクのほかにオリーブオイル、サラダオイルを使用しロールペーパーで芯を作ったたくさんのローソクで豪華な演出。すてきな山行の締めでした。