ブナの森深く  八十里越

ムーンライト越後で早朝東三条に着き、タクシーで吉ケ平へ。

なつかしい山荘は以前より内部が少しきれいになっていました。
生い茂る草をかきわけ、椿尾根を目指します。
途中、5月に登った守門岳が見えました。
中越地震による崖崩れはかなりの個所であり、慎重に高巻きをしました。

新しくステップをきってくださったかたに感謝です。
峠は小広くなっていて、休むのにちょうどいい場所です。

きれいなあじさいの花に見とれます。
殿様清水の冷たい水で喉をうるおし、雪の残ったトラバースをして今回の最高地点鞍掛峠へと着きました。

風が抜ける峠は、緊張から開放されほっとします。
田代平までの道は足元にヒメサユリ。心をなごませてくれます。
この日の宿は田代平。タープで寝場所を作ったら、待ちに待った宴会です。

深いブナの森に囲まれ、水あり、乾いた平らな場所ありで最高の条件です。

この日はコースもこの天場も貸し切りです。
焚き火をして、飲んで、うたって、楽しい夜を過ごしました。

翌朝、天気もまずまず、ゆっくり朝食をとってから出発です。
田代平からは登りはなくなるものの、湿地帯が多くなります。

上手くかわさないとズボッと泥にはまります。

ワラビをとったり、ウドをとったり、きょうは時間がたっぷりあるので、のんびりモードで歩きます。

八十里峠では沼の平へ続く古道コースが分かれています。
湿地ではおおきな水芭蕉があり、花も見られました。
昨日と比べれば楽勝なのですが、それでも倒木をくぐったり、またいだり、障害物競走をさせられます。

途中仔熊の声を聞いたので、歌をうたい、カップを鳴らして、歩きました。
崩れている所は親切なトラロープがあり助かりますが、それでも、気は抜けません。
ぬかるみの道に鉄板やシートといった人工物があらわれてくるとゴールが近いことを感じます。

さあ、沢を渡って、もうひと息。

会津側の登山口に出ました。靴もスパッツもドロドロですが、気分は最高です。

さあ、車道歩きをがんばって温泉、ビールを目指します。

自然の濃さが感じられる充実した2日間でした。