谷間に広がる秘密の花園 福寿草を訪ねて
西武秩父駅に集合したときはかなりの風でした。

それでも細久保谷の林道に入るころには、風もやみポカポカ陽気に。

出だしはまずはいい道です。
林道が終わり伐採地になると、ラフな山道となります。

ちょっとばかり岩を通過したり、ボロボロの斜面をトラバースしたり。

でもこの先に秘密の花園が待っていると思うと、苦になりません。
やがて目的の沢に出て、ここから谷沿いのコースとなります。

ここまで、ほとんど花もなく、景色も茶色一色でした。

谷は斜度を増し、けっこうな登りです。

だいぶ浅くなった谷に

「もう、すこし」
「もう、すこし」

と頑張りますが、なかなか、どうして引っ張られました。

「うう、くじけそう」そう思ったとき、前方に「それ」があらわれました。
一面が金色の花に埋めつくされた見事な「フクジュソウの谷」でした。
どうしてここだけに?

突然あらわれた花園に、疲れも吹っ飛び、言葉もありませんでした。
みんな夢中になってカメラをかまえています。

そっと、花を踏まないよう、写させてもらいます。
一時間あまり、ゆっくり休んだでしょうか。

最盛期のぎりぎりに間に合ったわたしたちは、こころおきなく花を満喫しました。
いつまでも、ここは残しておきたい場所です。

観光地ではなく自然のなかで見る花は、やはり健気さをより強く感じさせてくれました。
さあ、下りも急斜面が待っています。

すばらしい自然に感謝しつつ往路を戻りました。