沢登り入門 奥秩父 ナメラ沢
雁坂トンネル入り口でタクシーを降り、午後のやわらかい陽射しの中スタートです。

人数が減って一人当たりの荷物が多くなってしまいましたが、天気のよさが救ってくれます。

三年ぶりのなつかしい川原。木漏れ日がやさしいいい天場です。

いつも通り、まず宅地造成。

ごろごろ石を取り払い、段差をならし、みごとな優良物件に変えます。

これが楽しいんだなあ。
今夜の献立は、鍋。そろそろ寒さが感じられる山では、鍋は最高です。

白菜、キノコ、肉、水菜、さつまあげ、ネギなど、フウフウしながら食べる山の鍋は、幸せを感じさせてくれます。

大きくもなく、小さくもなく、ほどよい焚き火です。木々に閉ざされた闇、沢の水音、焚き火のはぜる音。

街の灯りも、山小屋の明るさも好きだけれど、自然の中にいると実感できる焚き火付お泊りが大好き。

さて、一夜あけ、ナメラ沢に出発です。

雨と仲の良いSさんが一緒ですが、今日は晴れ!
ナメラ沢に入り最初の滝が見えてきました。

右側から越えいよいよ核心部に突入です。

さあ、ナメの始まり、白い砂の淵、清冽な流れにくるくるまわり流れていくもみじ。

ワクワク、期待感が高まります。

しかし‥進むにつれ両岸からの倒木が目立ってきました。

枝の一番多いところが沢身をふさいでいるので、次第に脇に逃げざるをえない状況になっていきます。
紅葉のはしりは、やわらかで目を楽しませてくれますが、倒木がいっぱいの沢には戻る気がしなくなります。

早いペースで二俣に着いたのですが、そこから先はさらに密な倒木帯が‥。

源流の細くなった谷の倒木越えはさらに労力がいりそうです

もう、いい!あきらめが肝心です。

お茶して、少しのんびりし下ることにしました。

雨で登れなかったいくつかの夏の山、雨じゃないのに撤退の今日の山行。

Sさん、せっかく奥秩父の沢デビューなのにごめんなさいね。
ナメ滝、とくに苔が滑るナメ滝を下降するのは嫌なもの。

右に左に倒木を避け、極力滝も避けます。

平坦な川原に出ても次の倒木越えの見極めと心の準備が必要です。

下流に出てからサルナシと山ブドウを見つけ、総力結集で頑張ってとりました。

なんにでも楽しめるメンバーたちです。

戦利品に思わずニンマリ。沢登るよりこれを採るほうがずっと大変でした??

大好きだったナメラ沢がボサの多い沢に変わってしまったのは残念ですが、これも自然。

鹿の天国になりそうでそれもいいかなと思いました。