奥多摩の秘峰
酉谷山からバリエーションのタワ尾根
東日原のバス停で出発準備を整えます。

久しぶりのテント山行、軽量化のためテントではなくツエルトですが食料、マット、シュラフなど山小屋利用よりもやはりザックは重くなります。
小川谷林道を覚悟を決めて歩きます。

初夏を思わせる陽気で暑いくらいですが、新緑の美しさが林道歩きのきつさを和らげてくれます。
林道終点にはかなりの数の車が駐車していました。うらやましかった、、、、、。

でも三又に着いた途端、疲れなんて吹っ飛びました。

「いいねえ」

「すばらしいねえ」

もう、動きたくなくなりました。ここでいい!全員一致です。

高台にツエルトを張り、ねぐらを整えたら宴会場は流れの近くにしました。

待ちに待った乾杯のときです。
緑に囲まれた美しい流れのほとり。

焚き火がつけばもう、最高のしあわせ。

すこしづつですが、サラダや肉、炒め物、あえものなど各人の工夫した料理が回され、歌あり、語りありで楽しみました。
予定より手前で泊まってしまいましたが、その分早めに出発。

夕食、朝食が消費されたので、ザックも軽くなりこれはこれで賢い選択です。

なによりもすてきな場所で一夜を過ごせたことが幸せでした。
山腹をトラバースし、谷に降ります。

「今、どのあたり?」

「あ、けっこう来てるかもね」

余裕で地図読み、みんな元気です。
ゴロゴロした谷から、やがて樹林帯の道を登れば避難小屋は目の前でした。

小屋は土台が崩れている為使用できませんが、おいしい水がたっぷり流れていました。

この小屋がまた使えるようになるといいですね。
酉谷山の山頂を往復しました。

ここまで上がると木々はまだ芽吹き前、茶色の世界です。

とりあえずこれで前半戦が終了し、ほっとした気分になれました。
タワ尾根の頭から登山道と分かれ、今山行の核心タワ尾根の下降にはいります。

しばらくでうわさののモノレールと出会いますが、これが何回かまたがなくてはならず少々うざったいのです。
最後は急降下で大京谷のクビレに降り立ちます。
問題の大岩は右からかわし、立ち木や木の根を掴んで急登すれば頭上に「ウトウの頭」が近づいてきました。
なつかしい「ウトウの頭」念のために着けたウエストベルトも使用することなく、ほっとして食料、水の補充です。

何か以前来たときより淋しい感じがしたのはあの看板がなくなっていたせいかもしれません。
さてここからはすず坂の丸、金袋山、人形山と高度を下げていきます。瑞々しい新緑が戻ってきました。
あと1ピッチで車道にでます。

G.Wの賑わいとは無縁だった静けさ、ゆったり自然に浸ることができ、念願のタワ尾根が繋げられてとても満足な二日間でした。