南ア前衛の秘峰
日向山から鞍掛山
翌日の鞍掛山はメンバーが一名入れ替わり、気分もあらたに出発。まずは日向山。

矢立岩から登り始めると、ゆっくりペースなのですが汗、汗、汗で頭から水をかぶった状態。早めの休憩で水分補給しました。

日向山の山頂から甲斐駒とこれから目指す鞍掛山が見えます。
日向山でひと組の御夫婦が一緒でしたが、彼らは錦滝に下っていきました。

雁ヶ原はまるで砂漠にいるよう。

誰かが「ドバイにいる気分」じゃあ、わたしたちは石油王?

いいなあ、金持ちになった気分になれるだけでも幸せです。
以前来たときにはなかった赤テープや立派な道標もあり、かなり整備されたようです。

それでも登りのきつさと暑さはかわりません。

グシャグシャに汗かいて、休憩で乾いて、また汗かいての繰り返しでなつかしい「熊の爪あと」駒岩につきました。
「前、ここで待ってるっていう人いたんだ。でもね、この爪あと見て、一緒に行くって」

「ここで待っていたい、という人の気持ち、よくわかるなあ」休憩してしばし雑談。

ここから鞍掛山へは60m降りて70mの登り、もう、少しです。
ときどき熊さんよけホイッスルを吹きながら、コルヘ向かって降ります。

とても静かな原生林の中の道です。

コルから少し上がった岩のところでコイワザクラを見ました。
グルリと中腹をトラバースすると、最後の急登が待っています。

木の根を摑んでワシワシの登りですが、イワカガミの群落がたくさんあり、きついながも楽しませてくれました。
地味な山頂に着きました。

展望台まで行けば、甲斐駒がどーんと目の前なのですが、少しガスってきたので、元気なSさん除いてパス。水を飲んだりおしゃべりしたり。

さあ、あとは駒岩まで登り返せば下りのみ。「降りたら温泉行こう」うん、うん、そうしましょう。
こんなに登ったっけ?下りはいつもそう思います。

ツツジが地面を美しく飾っていました。

鞍掛山は地味な山です。でも、明るい花崗岩の雁ヶ原から八丁尾根に入ると南ア特有の原生林の森がすばらしい。どこか、野生の匂いさえ感じられるところがいい、

甲斐駒へとつながる尾根、渋い魅力が光る山です。