湯河原 幕岩
「今日は30日だし、きっと岩場貸切よね」

前夜しとど庵で楽しい鍋をしたわたしたちは、朝、のんびり気分で岩場に向かった。

しかし、、、甘かった!桃源郷もどこもかしこも人が溢れザイルが下がっていた。入り込む余地なし!

仕方なく奥の岩場でウオーミングアップ開始。
やさしい右のカンテは名付けて「根性なしルート」この根性なしを登ったあとは正面の「お手上げルート」

「ワアー!指が‥‥指が‥‥」

気温が低いので、指が痛いのです。そして‥‥お手上げ、になる嫌なルートです。
おなじく途中で「指が‥‥指が‥‥」とお手上げルートを楽しんでます。
今日は午後からの天気が心配だったので早々に「悟空スラブ」へと移動します。

急斜面を上がること約30分、悟空スラブはかなり上部にあります。

梅はほんの少し開花していました。
ザイルを結んで、3ピッチ。

最終ピッチはすっきりした岩がのびています。

しかし寒い。寒いと思ったら雪が舞い始めました。風もときおり吹き付けるし。
登っている人も、ビレイしている人も辛いこの日です。
ようやくラストのSさんの番です。

「凍えるー!」

雪が舞ってるというのに素足、素手ですから寒いはずです。

でも、ここは湯河原、熱海の近く、サボテン公園だってあるんだから、寒いなんてなんかの間違い、と言い聞かせます。
「はい、ニッコリ」と注文つけると寒いのに頑張って応えてくれました。根性あります。

終了点では「さみー!」「凍えるー!」「さみー!」の連発、極端に語彙の少ないパーティでした。
さっさと降りてあったかいもの食べたいーそれだけを希望に懸垂で降ります。

なんか、今日のわたしたち、頭悪い人間の見本みたいです。
「早く、早く」先に着いた者たちは体を動かしたくてせかします。

また雪が舞いました。

「勘弁してー」
ザイルをたたみすたこら降りだすと、今度は当然の」ように暑くなり「あつうー」桃源郷の混雑は相変わらず。

片隅の岩場の楽ちんルートでクールダウン。

今年最後の山は「雪と岩」で締め!寒かったけれど、充実した一日でした。来年もよろしく!