北アルプス 花と大展望
天狗池から槍ヶ岳 (その1)
前日横尾山荘泊。2日目の今日は4時半出発で南岳を目指します。

大曲りまでは涼しく快適だったのですが、谷が開けると容赦のないかんかん照りが待っていました。

他のパーテイの方々も同じでみんな苦しんでいます。天狗原の分岐で雪渓に出てやっとホッ!
お盆休みとあって登山者の数はすごいものがあり、槍沢コースもいっぱいの人でした。

天狗原への雪渓を渡ると人はそれでもぐっと少なくなり、静かになります。
雪渓からガラ場、樹林帯へと登っていきます。
岩壁を回り込むと下に天狗池が見えてきます。

残念ながらまだ半分ほどしか水面は出ていません。
槍の穂先はガスの中ですっきりとその姿を映してくれませんでしたが、水中にある青白い雪の色はテレビで見たパタゴニア氷河の末端のようです。

うーん、天狗池で、パタゴニア気分、これもなかなか壮大です。
天狗池をあとにいよいよ今日の核心部、横尾尾根にむかいます。
遠くからは小さい雪渓に見えるのですが、近づいてみればなかなか広大です。

日本中、猛暑真っ只中なのに、雪の上を歩いているってすごく不思議。

日本てすごいなあと感心してしまうのです。
横尾尾根に乗ると、前穂北尾根、屏風岩、横尾本谷が広がり、ヨーロッパアルプスにいる気分になれます。
だいぶ疲れてきましたが、南岳まではもう少しなのでここは辛抱のしどころ。
スケールの大きな眺めが疲れた気持ちをなぐさめてくれます。

もう、こんなに来たんだものね。こんなに登ったんだものね。
お花だっていっぱいです。
大岩の間を抜けて上へ上へ。
次はハシゴを登って上へ上へ。

とてもよく整備されていて小屋の方に感謝ですね。
1600mちょっとの横尾山荘から3000mの南岳までのこの標高差はかなりのものです。

最後の登りはきついですよね。
縦走路に出ました!

「やったあ」
思わずVサイン!

すごいですねえ。登りきりましたねえ。
ウサギギクの群落が出迎えてくれました。
登って来た横尾尾根。

あそこ登ってきたんだもん!

ちょっと自分たちを褒めたい気分です。
本日の天気は夕方雨。

わたしたちは逃げ切りできそう。
だいぶガスってきました。
南岳で一応記念写真。

この日の南岳小屋もすごい数の宿泊者でしたが、一人布団一枚で比較的ゆっくり眠れました。