圧倒的な雪の穂高展望
西穂山荘から上高地
松本駅で集合後、バスターミナルへ向かう途中でタクシーに拾われました。

値段交渉成立で新穂高温泉には予定より早く到着。この頃よりかなりの雨、それでも観光客いっぱいで登山口へ。

雪は踏みしめられていて最初はつぼ足、最後の急登でアイゼンを付け1時間半で山荘着。
前夜雪になり天候の回復が心配されましたが、朝食後のコーヒを飲んで待機するうちに青空が見え出しました。

やったあ!
GOサインです。

必要ない荷物を預け、ザックを軽くしてアイゼンをつけ、出発準備をしました。
独標を目指す人もいましたが、大半は丸山まででしょう。

風が強いので、念のため登る前にストックでの耐風姿勢を練習、フードの調整なども完璧に点検し、展望に期待して出発です。
完全にはガスが切れませんが、独標、ピラミッドピークが威圧感をもって姿を見せてくれます。
霞沢岳も時々チラっと。後方の笠ガ岳もチラっと。このチラがたまりません。

チラ!わあ!
チラ!わあ!

本当はドッカーンと見せてもらうのが一番ですが、この「チラ!」「わあ!」も特別サービス?をしてもらったようでなかなかよいのです。
おととし4月にこのコースをきたMさん、展望が望めず山荘から降りたのですが、今回はよかったですね。

心置きなく写真をとって、山を眺めて過ごしました。
天気はゆっくり回復しているようで山荘に戻るまでも、抜けるような青空かと思えば、雲がかかったり。

でもこんな青空もありですばらしい雪山気分が楽しめました。
夜降った雪が山荘をお菓子の家に変えました。

粉砂糖をサラサラ…

ヘンデルとグレーテルのお菓子の家、雪の魔法はすてきですね。
デポした荷物を詰めて、衣類もこれからの下りに合わせて薄手にして、快適に過ごさせていただいた山荘に感謝して、下山します。
下り始めは昨日の降雪がトレースを隠していましたが、だんだんと、前日のト レースがはっきりとしてきました。

何回も来ているコースですが、たいていの人がロープウエイピストンなのでトレースなしがほとんでした。

今日はうれしい! やはり、トレースがあるのとないのとでは大違い、楽です。
樹林帯の中は枝に積もった雪が溶け、雨のようにバシャバシャと水滴が落ちてきます。

雪でも雨でもないのに、雨具ザックカバーが必要で完全な雨状態でした。
気温が上がり雪はかなりグサグサですがそれでも途中までは誰一人にも会わず、静かな森は大きくて、自然の息使いが聞こえてきそう。
ツピーツピー、鳥の声。

風は春風。

春山バンザーイ!と叫びたくなります。
余裕で写真をとるMさん、春山を満喫しています。

急登が終わり登山口近くなると、フキノトウがもうすっかり花をつけていました。

なぜか…呆然とするH。なんなんでしょうかね。
登山口のゲートで雨具のズボンやスパッツをしまいました。ゲートのむこう、梓 川沿いの道はものすごい観光客。今まで静寂の世界にいただけになにやら人ごみが恐くなりました。

でも梓川の流れはきれいで、松本までの景色は、もう融けて しまいそうな淡い新緑と点々と咲く山桜、道沿いのヤマブキ。

いつもながらですが雪の山から下りた里の美しさに心奪われます。この日微笑んでくれた天気に感 謝しました。