楽しくバリエーション
滝子山寂しょう尾根
今年一番の冷え込みでした。寂しょう苑の脇から登り林道に出るとちょうどハンターの方々の車と出会いました。

そういえば先々週の日尻山でも会いました。つい最近菊花山で間違って撃たれた女性のこともありますし、この季節ちょっと怖いですね。

猟は林道より下方で行うとのことで安心。服装は赤、黄色、オレンジがいいらしい。黒や茶色、グレーなどの猪、鹿、熊さんカラーはやめたほうがいいかも。
尾根を登りだして間もなくこんなきれいな蜂の巣を見つけました。まるでミツマタの花のよう。

8時半過ぎから登りだしたわたしたちですが、この頃から上空に頻繁にヘリが行き来し「なんだろうね?」と思いながら登っていました。
林道から上の尾根は、明るい雑木林です。新緑のころはまた格別すてきでしょうね。

楢に交じってこんなおおきなブナもありました。
滝子山の山頂部が近く見えるようになると、露岩帯が始まります。

南面なので岩も乾いていてフリクションがよくきき快適です。
今回は落葉が一番の大敵でした。急な土の斜面にどっさり落葉が付いていると滑るからです。

もうすぐだから慎重に登りましょう。
上部ではいっぱいイワカガミの葉がありました。この密生具合は本当にすごいです。

滝子山は東面でもたくさんのイワカガミが見られます。次回は花に合わせて登りたいものです。
浜立尾根が右手に近くなりました。

おおまかな岩を越えていくと、浜立山の道と合流しました。
合流点でひと息いれ、滝子山山頂に向かいます。

稜線に出ると北面には雪がありました。

南面は秋、北面は冬、尾根を挟んで「行く季節、来る季節」の両方が楽しめます。
この日、山頂で出会ったのは単独の男性と男女ペアのひと組のみ。

滝子山は人気の山ですがこんな静かな日もあるんですね。

ここでペアの方から「笹子トンネルの事故」の情報が入りました
山頂でコーヒーブレイクをしているうちに粉雪が舞ってきました。

下りだしたのが1時15分。いろんな木々の幹がとても個性的で時々立ち止まって見入ってしまいます。

ジグザグの下り斜面は落葉のラッセル。落葉の下には木の根や石が隠されていて調子に乗って下るとズル!時々「わ!」とか「ギャ!」の声が聞こえますが、ザクザク気持ちよく下ります。
水場が近くなったところで、またまた大きなブナ。

「悪いけれそこに立ってー」

ごめんね。やめられません。
水場まで降りてくると雪がけっこう降っていることに気づきました。

先週はアラレ、今週は雪。近郊の山も冬にむかって速度を上げてきています。

♪こなーゆきーねえ♪

気分はとてもロマンチックになってしまうのです。
舗装道路に出ました。沢に降りてからがダラダラで長く感じましたが、得意の「おしゃべり」で上手に過ごしました。

気温がぐーんと下がりフリースを着込み初狩駅着は4時、乗り込んだ電車の暖かさにほっとしたほどでした。

午前中の暖かい中、寂しょう尾根を登れてよかったのですが、トンネル事故にも気づかず登っていたと思うとちょっと複雑な気持ちで忘れられない滝子山になりそうです。