花と展望とスリル
八ヶ岳 西岳から権現岳縦走
出発日が近づくにつれ、天気がどんどん悪いほうに向かってしまいました。

梅雨は明けたはずなのに、なぜ?と、ぶうたれても仕方ないので潔く登ります。

雨は降ったりやんだりで、もう、好きにして!
山頂周辺ではサンショウバラ、イブキジャコウソウ、ハクサンチドリ、いろいろな花が見られました。

青年小屋へ向かう頃に雨は本降りとなり道は水路になってしまいましたが、予定通りの時間で小屋に着きました。
前日の天気予報では曇り、雷と恐ろしい限りで夜中も激しく降りました。

「今日は温泉ですよね」

ちょっと待って!

外に出てみれば後方の南アルプス方面が見えています。よっしゃあ、いこ、行こう!
のろし場を越えてギボシの岩場です。

岩はほとんど乾いてこれなら大丈夫。

総勢8名の女子隊は元気に登ります。
カメラを向けるととたんに「ニッコリ、しゃん」とするその演技力はすばらしいものがあります。

でも本当に気分爽快なんですよね。
はい!日和田で学んだことを活かして岩から体を離してしっかり足で立ちましょう。
ギボシを過ぎればもう恐いものなし。

権現小屋は目の前でした。
トイレ休憩も兼ね、ゆっくり休みました。

昨日は雨のせいで、泊まり客はゼロだったとか。

たしかにあの雨ではここまで登ってきたくはありません。
権現はすぐ上です。

過去2回雨でこのコースを来られなかった人が2名。

どうも権現は鬼門のようです。
展望バッチリとはいかないけれど、きょうの天気予報で登れたことに感謝です。
山頂を後に三ツ頭に向かいます。

晴れていれば、素晴らしくダイナミックな景色なんですけれどね。
権現の山頂から降りて「もう、岩場とか鎖とかないですか?」

「別になかったと思うけれど」

「よかったあ」

で、下りだしたらちょろっとありましたねえ。「うそつき!」非難のまなざしを感じながらでもとぼけるHです。
樹林帯に入ってまた抜けて‥‥。

この感じがいいんですよねえ。
もうすぐ三ツ頭。

ここまではなんとか雨にも会わず、雷さんにも会わず、もう、感謝です。
三ツ頭での休憩は虫との闘い。ハチやアブが交流を求めて?寄ってきます。

虫よけスプレーの類はあまり役にたたず、タオルを振り回してビシ!バシ!これストレス解消にいいかも。
ほとんどの人が天女山方面に降りていきますが、わたしたちは八ヶ岳神社へととります。

緩い下りで多少時間はかかりますが静かでいいコースです。
今回はけっこうシャクナゲがみられました。
緩い下りはおしゃべりに最適。

みなさんのおしゃべりパワーに感心しながらゆっくり下りました。
延命水を過ぎれば神社はもうすぐ。舗装道路に出たところでタクシーを呼び、延命の湯へ。

一日目の土砂降りで権現は行けるかなと危ぶまれましたが、終わってみればカンカン照りの暑さにもあわず、よかったのかもしれません。

花あり、楽しい岩場ありでいいコースでした。