より安全な登山のための
富士山5合目トレーニング
馬返しに着くと、県警の方々いてなにかものものしい。つい最近富士山で事故があったためでしょう。

雪訓で事故っちゃあシャレになりません。

軟弱組のわたしたちですがそれでも気をつけて行いたいものです。
歩き出すとすぐ暑くなり「これ以上脱げません」状態になります。

毎年のことですが3合目くらいまでは薄手1枚くらいがよく、登るにつれ上に重ねていくのが正解です。
3合目を過ぎ雪はまだまだ出てこないけれど、この状態はもうなれっこです。

風が少し冷たく感じられるようになってきたので風の当たらないところで休憩。
御座石5合目の裏から氷が出てきます。

いつもより氷が発達しているのでアイゼン装着。

このくらい氷があるとちょっとかっこいいです。
上部で氷のど真ん中を登ります。

「ひゃっ、滑る!」

「アイゼン着けているんですよ。大丈夫!」

これも訓練のひとつ。
世界遺産に登録されてから、この道も説明や歴史の看板が随所に設置されています。

ふーん、そうなんだ、何事も人生勉強、富士講の歴史を学びながら中身の濃い今日の登りです。
佐藤小屋直下で滝沢林道を横断しますが、今日はここがスケートリンク状態。

アイゼンははずしていたので華麗なステップ?で渡ります。しかし、「いやだって、滑るって」 ごねている人がいるのでやさしいAさんがピッケルで足場を切ってさしあげます。

いかがでしょうか?少しの距離ならだましていくのも技術なんですけどね。
今日の佐藤小屋は団体が多く極小グループのわたしたちはストーブの脇の貴賓席?が用意されていて夕食までの間はレクチャーです。

雪山の説明後、今日は多発する中高年の事故についてをテーマにしました。バランスが悪くなる、体力も落ちる、それらを認めようとしない頑固さ。資料をもとにどうしたらより安全に山を楽しめるかを真剣に話し合い有意義な時間がもてました。

夕食は鍋、サラダ、煮物、漬物などなど、心のこもった料理にもう大満足の夜でした。
翌朝雲海の上に奥秩父、八ヶ岳、南アルプスが見事に勢ぞろい。

気温はマイナス2度、すばらしく暖かい日です。
フル装備で出発。

まずは六角堂にむかって耐風姿勢や、アイゼン歩行を確認したり、斜面の雪の状況をさぐりつつ登っていきます。
六角堂上から見た山頂は、雲ひとつなく、風もなく、おだやかな表情を見せていました。
ピッケルの持ち方、アイゼン歩行、説明しながら、場所を移動していきます。
心配した風も時間が経つにつれ弱まりほとんど無風状態、こんなの今までで初めてかも。
登り
下り
トラバース
方向転換‥。

なるべく自然に近い状況で行いたいので、場所も移動。
ちょっと凍っているところもあったり、ふかふか雪だったり、モナカ雪だったり、岩ゴロが出ているミックスになったり、ヤブを抜けたり、臨機応変、やわらかく対応したいですね。
真剣なのであっという間に時間が過ぎていきました。

あれ、そろそろ小屋に戻らなくちゃ。

でもここでバックステップも復習しとこうね。
すっかりなれて快適そう。

ピッケルの扱い方が堂に入ってきました。
小屋に戻って昼食後、下山にかかります。

恒例、佐藤小屋の看板奥様と一緒にパチリ。
行きにおっかなびっくりだった氷結した場所も、帰りは余裕です。

すごいなあ。
富士吉田駅から富士山駅に変わりこんなに立派な鳥居の駅になりました。

でも駅前の「熱海屋」はもうなくなってしまったそう。残念です。
大月駅では富士山のイルミネーションがきれいでした。

今回人数が少なくちょっと残念でしたが、でもその分中味の濃い、2日間でした。

下りが抜群に上手になったし、変化する雪質にもちゃんと対応できていたし。次は八ヶ岳、行きましょうね。

安心を少しづつ手にいれて、賢く楽しい登山していきたいですね。