紅葉と天空の眺望 穂高パノラマコース Part 2
フイックスのある岩場よりこういったザレ場の下りのほうが神経を使います。

「ゆっくり」
「もっと重心を低くして」 

ゆっくりですが確実に降りていきます。

18 ガレ場や鎖場を越えるごとに「あとどのくらいあったっけ、もう少しで終わる?」そんな声も聞かれましたが、大丈夫、ちゃんと降りているから。もうしばらくの間緊張感を持ち続けましょうね。
これを過ぎたら終わるかなー。

朝、横尾山荘を出てからゆっくり隊のわたしたちなので時間はけっこうかかっていました。
下にヒュッテが見え、普通の道になると俄然元気になりブルーベリーをつまみながら余裕の帰還です。

パノラマコース入り口の看板に「やったあ!」
もう、問題なく今日はビールでしょう。普段ノンアルコールしか飲まないFさんも今日はビール。

「明日、天気よかったらまた登って徳沢に降りる?」
「えー行って、帰って2度も通ったんだから、もう勘弁してください。3度も行くなんてアホでしょう」

笑い声がはじけ、楽しいビールタイムでした。
翌日、すばらしいモルゲンロートが見られました。

朝陽があたってほんの数分ですが涸沢らしいお約束の景観に満足しました。
せっかく来たのだから、じっくり眺めていました。

朝食後、上高地へと下ります。
登ってくる人も多くこの時期、平日、休日に関係なく涸沢は大変な人気です。

紅葉真っ盛りの混雑はどうしても避けたくて、少し早かったのですがでもこのほうが好きです。パノラマ新道も人とのすれ違いも気にせずに、自分たちのペースで行けたし。

ゆっくりペースのわたしたちが安全をはかるにはこんな選択も必要かもしれません。
横尾を過ぎ、降りてくるはずだった「新村橋」に寄り道。

「ねえ、最低コルから写真をここに飛ばせばパノラマ新道やったようにみえるかも」‥こんなせこい提案をしたのは‥誰?

わたしではありませんがね。ま、いつものことながら芝居っ気たっぷり、遊び上手の皆さんです。そしてこのメンバーはこのあとも月一回の室内壁トレーニングを実行するようになりました。その前向きさ、地道な努力、すごくすてきです!