地図読み入門 勝峰山
五日市駅に集合、続々とバスに乗る登山客を横目にわたしたちは陽だまりでまずレクチャー。

今日は地図読みなので基本のあれこれを知っておくためです。約1時間半後、賢くなった?頭で出発です。

失敗を恐れず果敢に挑戦しましょうね。
まずは幸神神社を目指します。

「ここに工場があって」「次は学校があって」

隣のお寺に出てしまいましたが修正、有名なシダレアカシダの下を通り、幸神神社を抜けたら地図読み本番です。
取り付くべき尾根の末端に出ますがどこから?今日は予習なしのぶっつけ本番、自分で考えて予定したコースを歩くのでまず偵察。

「尾根の方向に向かう階段がある!」
「行けるといいねえ、駄目なら戻ればいいんだし」

この階段、よその家の庭に通じていました。庭を回避し、ちょっとヤブを漕いで予定の尾根へでました。
尾根には踏み跡があり東面の枝尾根からも登れたようです。

尾根は途中新しくできた林道が横切りなんか拍子抜けですが、イヌフグリを発見したり、見晴らしのよい場所では建物や送電線をヒントに地形図と合わせてみました。
勝峰山は祠と三角点があります。ここから西へ向かい、450mピークで南に向かいます。

「ええっと、30m下ってコルからゆるゆる登って‥」

交代したトップは地形図片手に450mのピークをはずさないよう真剣です。
尾根道には枯れ葉に混じってほんの少々雪。

一応アイゼンは持ってきていたのですが使わずに済みました。
尾根上にある小ピークもひとつひとつ確認していきます。

「このピーク越えると南東に向きを変え、また南に降りて‥」
「等高線が見ずらい‥」

確かに‥いろいろ出てくるお年頃です。でもとても熱心でみなさん、すてきです。
途中、こんな可愛いお地蔵様もありました。

とってもやさしい表情で見ているとほんわかうれしくなります。
低山をなめたらいかんぜよ!部分的にこんな一直線の急降下もありです。

「あ、下でカメラ構えている、やな性格!」

残念ながら誰もこけませんでした。
右手に住宅が見え、行く手に舗装道路が確認できると最後のひと下り。

枯れ葉いっぱいの足元に竹に抱きつき、木にしがみつき奮闘!

最後の最後で滑るわけにはいきません!
「出たあ!」

当たり前ですが地図読みだけで予定した場所に出ました。
「やったね!」
「よかったあ!」

なんか奇跡の生還みたいですが、地形図とコンパスで現在地や方向確認をずっとしてきたし、抜き打ち「現在地どこ?」のテストももうないし‥、ほっとしたすてきな笑顔です。
住宅の中を歩いているとロウバイが真っ盛り。

「わあ、いい香り」

わたしたちの山行の終わりはとても優雅でした。
明るい陽射しが夕方のそれに変わる頃、朝歩いた道に戻り駅に向かいます。

地図とコンパスで歩いた一日、今日一回ですべてOKとはいかないけれど、2月、3月、またやってみましょう。きっと自信が出てきますよ。