西会津の秘峰 圧倒的な岩壁とブナ
木地夜鷹山(859m) Part 1
ころころ変わる天気予報に悩まされました。

土曜日のほうが天気が良いということで急遽木地夜鷹山に変更。東京を出て郡山からレンタカーとマイカーで取り付きへ。

出発は11時でした。素晴らしい天気で渡渉も苦になりません。
ジャブジャブ、ジャブジャブ。しかし、高巻きの道を見逃してしまい、沢通しに進んでしまいました。
所々雪も残っていて、これはこれで楽しい沢ウオーキングなのです。
こんな小滝もあり気分よく進めたのですが百戸沢との分岐でちょっといやなガレのトラバースに出会いました。

きょうの遅い出発を考えるとこの日はこれで打ち切って翌日再挑戦することに決定。この分なら明日も天気はもちそうです。
途中、コゴミ畑やウドも見てきたので撤退と決まったらもうたまりません。

「ウド!」「ウド!」 

渡渉用に履いてきたブカブカ長靴もなんのその、根性で果敢にウドに突進する者あり。
フキノトウを摘む者あり。
途中には清楚なサンカヨウも咲いていました。
そしてなんとここが高巻きへの入り口であったことを知らされました。

ようし、これで明日は登れる。でもなんてすてきな場所なんでしょう。
ジャブジャブともうすっかり慣れた渡渉。最後の渡渉を終え残雪を踏んで車まで戻りました。

この日は野沢の民宿に泊まる者3名、林道広場でテント泊4名とわかれました。
民宿組を送った後、テント泊組は林道終点広場に戻り宴会突入。

焚火師D氏の 「エコ焚火セット」でほどよい火が燃え、差し入れのローストビーフに歓声、あとは手際よく適当な間合いで新玉ねぎとシーチキンのサラダ、ピーマンの肉詰、 鮭のチャンチャン焼き、豚肉炒めなどなどが出ます。

ワザありの見事なメニューです。焚火と沢音、楽しい語らい、自然の中にゆったり解きほぐされていくよう な夜でした。
翌朝、民宿組と合流し、仕切りなおしで出発です。

昨日より雲は多いもののまずまずの天気、昨日たっぷり寝たのでみんな元気いっぱいです。
気温もぐんぐん上がり渡渉も気にならず、すんなり高巻きの入り口へ着き、ヤブっぽい中を登りだします。
ちょっといやらしい枝沢の通過がありましたがそのあとはほぼ水平。

こんな倒木またぎもありますが「ギエー!足が、足が届かない!」いつも通り賑やかなわたしたちです。
青空にブナの新緑が見事な中、「いいねえ」「なんてきれいなんでしょう」が何度も出ます。

もうひとつ小さな沢を越えればあっという間に上流部に出ました。
今年の雪の多さを物語るスノーブリッジ。

木地夜鷹の標高からは信じられないような雪が残っていました。 
百戸沼の看板が出てきました。かつて銅山があり100戸の集落があったという歴史を感じさせる古い看板です。

なんだかわくわくしてきました。もう少しでそんな場所を見ることができる! 
小さくなった流れには往時の道をしのばせるコンクリート片が残っていました。

暑さにひと休みすると目の前に緑滴る台倉山が聳えなんとも贅沢な景色です。

緩やかな雪渓をたどって正面が平らになると百戸沼入り口、やったあ!これでリーチです。